ステンレス多層フライパンとは、
ステンレスとアルミニウムを
何層にも重ねた金属板でつくったフライパンです。
ステンレスフライパンのデメリットである熱伝導の悪さを、
熱伝導の良いアルミニウムを挟むことで解消しています。
とても熱効率がよく「熱しやすく冷めにくい」フライパンです。
熱伝導が良いばかりでなく、蓄熱性も良いので、
フライパンとしては理想的な素材といえるでしょう。
こんな内容
ステンレス全面多層構造がお得なワケ
底面だけが多層構造のものもありますが、
少し価格が高くなっても、
ぜひ全面多層構造をおすすめします。
理由は2つ。
ひとつは全面多層の方が、
熱を効率よく全体に伝える事ができます。
IHなどでも熱ムラがなく上手に料理が仕上がります。
もうひとつは意外かもしれませんが、
底面多層の方が重いです。
我が家ではビタクラフトの5層と9層を使用しています。
以下はビタクラフトを使ってみた感想もふまえた
ステンレス全面多層の使い勝手をご説明しています。
◎ 無水調理で栄養抜群
ステンレス多層フライパンを選ぶ際には是非、
無水調理ができるものをおすすめします。
無水調理とはその名の通り、
少ない水で調理ができることです。
少ない水で調理すると、ビタミンやミネラルが水に逃げ出しにくく
栄養を丸ごと摂取できます。
我が家ではよく、ざっくり切ったキャベツやきのこ、豚肉など、
あまっている野菜や食材を放り込んで、
すりおろしたショウガや薬味のみをいれて無水調理します。
これだけでも野菜の甘みが引きでて、
余分な調味料をつかわずヘルシーで簡単にできあがります。
これは是非おすすめ!
あとはお好みでポン酢などで食べてもGOOD
◎ 手間がぐんと減る
たとえば野菜の場合、
いつもなら水を沸かして沸騰したら野菜を入れて・・・
と茹であがるまで約5分。
無水調理なら、お湯を沸かす機会が格段に少なくなります。
余熱したフライパンの中に、
洗って水のついたままの野菜をそのままポイといれて
ふたをして中火で2分で出来上がります。
麺などは一度沸騰させれば、
あとは火をとめて余熱だけで茹であがります。
◎ 1台でいろいろな調理を楽しめる
焼く、炒めるだけじゃありません。
煮る、茹でる、蒸す、炊く、揚げる、オーブン調理まで
いろいろな調理を楽しめます。
調理によってフライパンをかえる面倒がありません。
◎ IH対応
昔はステンレスはIHではありませんでしたが、
最近の多くはIH対応となっています。
その他にも多くの熱源で対応可能です。
◎ とても頑丈で長持ちする
テフロン加工・フッ素樹脂加工のフライパンのように
コーティングへの負担や剥げることを心配する必要がありません。
変形にも強いです。
なかには20〜30年長く愛用されている方もいます。
◎ 料理がおいしく仕上がる
ステンレス多層は蓄熱にも優れており、
一度温度が上がったら下がりにくく高温のまま調理できるので、
肉は綺麗な焼き色が付いてジューシーに、
野菜もシャキッと仕上がります。
△ 重たい
少し重たいものが多いです。
気になる方は重さを確認しておきましょう。
△ 慣れないと焦げ付いたりする(調理にコツがいる)
テフロン加工・フッ素樹脂加工のフライパンのように
コーティングされていませんので、
うまく調理しないと焦げ付いたりひっついたりしてしまいます。
最初は調理にちょっとした慣れが必要ですが、
なれれば大変便利なフライパンです。
→こびりつきで悩む方必見!ステンレスフライパン調理のコツ
まとめ
フライパンとしては好みがわかれるステンレス多層フライパンですが、
個人的には超おすすめです。
あまり安くない買い物ですが、
フライパン自体はとても長持ちして20〜30年はもちますので、
長期的にみるとお得なのです。
どうしても時間がないときや、サッと調理したいときのために、
私のようにサブをコーティングフライパンで
使い分けるのも方法のひとつです。
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焦げ付きが面倒なら【PFOAフリーのフライパン】がおすすめ