知らないと怖い!テフロン加工フライパンの正しい選び方

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焦げ付かないフライパンとして、
多くの方に利用されているテフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパン。

焦げ付かない!油不要!だからといって、きちんとした
知識がないままテフロン加工のフライパンを使っていませんか

わたしはキッチンツールメーカーに勤めていましたが、
テフロン加工は業界でも懸念されており、
使っている人はあまりいませんでした。

正しい使い方をしないと
体に有害となる恐れがあるからです。

決してテフロン加工のフライパンを使ってはいけない
ということではありません。

適切な使用をしていれば十分安全です。

ちなみにわたしも、正しい知識と理解をしたうえで、
今でもコーティングフライパンを使っています。

焦げ付かない」というのは忙しい主婦にとって絶対の魅力です。

正しい知識や安全な使い方を理解をしたうえで、
自分や家族のライフスタイルに合った道具を選びましょう。

ここではテフロン加工フライパンの正しい知識と
フライパンの選び方をお伝えしていきます。

テフロン加工があなたに与える影響

「テフロン加工」というのはデュポン社の商標登録で、
一般的には「フッ素樹脂加工」といわれています。

フッ素樹脂は
熱に強い・薬品に強い・電気を通さない・くっつかない・滑りやすい
など多くの特徴があり、様々な分野で活用されています。

フッ素樹脂加工フライパンが焦げ付きにくいのは、
摩擦係数が極めて小さいためです。
驚くことに氷よりも摩擦係数が少なく、
表面に触れているものはよく滑ります。

ではそのフッ素樹脂はわたしたちに
どのような影響を与えるのでしょうか。

一番の懸念は、PFOAにおける発ガン性

テフロン加工

PFOA(パーフルオロオクタン酸)とは?
フッ素樹脂は摩擦係数が少ないため、通常なら金属と密着しにくいため、
このPFOAという助材を使う事で、金属と密着させやすくしています。

2005年アメリカ合衆国環境保護庁により、
PFOAにおける発ガン性がこれまでに考えられた以上に
深刻であると指摘しました。

その有毒物質は非常に分解されにくいため体の中に蓄積されていき、
ガンを発生させ、未熟児、胎児の奇形児などを
引き起こす懸念があるとしました。

さらに環境に対する問題もあります。

PFOAは自然界には存在しない人工化合物質です。
自然界では分解されずに残留すると考えられているため、
ダイオキシンやPCBと同様に、人体だけでなく環境にばらまく有害物質として、
世界的な環境汚染が危惧されています。

アメリカやヨーロッパでは、2006年以降自主規制が行われ、
PFOAの発生を低減する自主規制がメーカーでも始まっています。

このように、
コーティングフライパンを選ぶ際には、
PFOAを含まないフライパンを選ぶのがベターです。

フッ素樹脂(PTFE)の空焚きによる、有毒ガス発生の懸念

空焚き

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)とは?
フッ素樹脂の代表的な種類のひとつです。プラスチックの仲間です。

フッ素樹脂加工の種類の中で「PTFE」という種類のものがあります。
PTFEを使用したフライパンで絶対にやってはいけないことがあります。

絶対に「空焚き」してはいけません。

PTFEの使用可能温度は、
アメリカでは260℃、ドイツでは230℃まで
とされています。

高温にならなければ問題ありませんが、
フライパンなどの場合は加熱して利用するので特に注意が必要です。

なぜなら、たったの3〜5分間
空焚きするだけで400℃近い温度となるからです。

加熱しすぎて高温になってしまったPTFEからは、
有毒ガスが発生することが報告されています。
フッ素樹脂加工をしたフライパンは230℃で粒子が発生し、
350℃で有毒ガスが発生します。

このガスを人間が吸ってしまうと、
喉の痛みや発熱、頭痛、動機など「ポリマーヒューム熱」とよばれる、
インフルエンザに似た症状を引き起こすとされています。

フライパン等の加工に使われるふっ素樹脂は主にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)ですが、これらの使用上限温度は 260℃です。350℃を超えると熱分解が始まり、有害な微粒子状物質やガスが発生すると言われています。空焚きをすると5分ほどで350℃に達すると言われていますので、空焚きは厳禁です。

引用:一般社団法人 日本化学工業協会(日化協)「ちょっと注目『ふっ素樹脂加工フライパンの空焚きに注意(PDF)』」

一方で、加熱していない状態のPTFEの危険性はありません。

また、調理器具から剥がれ落ちたコーティングの薄片を飲み込んだとしても、
体には吸収されずに体内をそのまま通過し、
人体に影響は起こさないとされています。

万が一、誤って空焚きをしてしまった場合には、
出来るだけガスを吸い込まないようにし、
すぐに換気を行って空気を入れ替えてください。

通常調理用に使用する場合は、フライパンに食材が入っているため、強度の高温にはならないものと推定されます。今回は、誤って空焚きした場合を想定して、テストを実施しました。消費者が注意することは以下のとおりです。

・フライパンの空焚きをしないように気をつける。
・水分を飛ばすためなどの空焚きは慎む。
・空焚き状態となってしまったら、気づいた時点ですぐに火を止め、窓をあけて、空気を入れ替える。
・体に異常を感じた場合は、医師に相談する

引用:神奈川県ホームページ「フッ素樹脂加工したフライパンのテスト」

強火を使用せず、空焚きなどに注意して使いましょう。
適切に扱えば問題ありません。

どんなフライパンを選べばいいの?

では、安心なフライパンというのはどのようなものでしょう。

わたしのおすすめは
「ステンレス多層フライパン」か「鉄フライパン」です。

ですが、ステンレスや鉄フライパンは、
お手入れが大変だったり調理にコツがいるものもあります。

忙しい主婦にとっては、なかなか手をだしにくいものです。

焦げつきやお手入れが面倒だ
という方にぴったりのフライパンがあります。
それはPFOAフリーのフライパンです。

PFOAフリーもコーティングフライパンの一種ですが、
なかにはPFOAはもちろん、PTEFでなを使わないものもあります。
コーティングフライパンを利用したい方は、是非こちらをおすすめします。
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